2010年12月30日木曜日

のどかな秘境のビーチ

西貢(Sai Kung)で食事をした後は、お友達に、人里離れた、静かなビーチに連れて行ってもらいました。
西貢から、タクシーで約20分ぐらい飛ばすと、白腊村(Pak Lap Village)という場所があります。
(西貢は新界地区にあるので、香港島、九龍とは違い、緑色のタクシーです。)
車で行けるのはここまで。後はひたすら山道を歩くのみ。
タクシーを降りてから、けもの道の様な道を15分ほど下ると、白腊村の集落が現われます。
全部で十軒ぐらいの集落でしょうか。
ずっと、ずっと大昔からここにあると思われる、のんびりとした雰囲気の集落をさらに超えると・・・・・。
今度は野良牛の大群に出くわします。野良牛を見ながら更に先に進むと、突然視界が開け、きれいで静かなビーチにたどり着きます。
ちなみに、野良牛は、ビーチでも見かけますので、このあたりと集落周辺を縄張りに、自由気ままに生活している様です。
香港でありながら、ここのビーチは水も砂浜もとてもきれいです。
見ていると、香港であることを忘れてしまいそうです。
今は冬なので、より人が少なかったのかとも思いますが、容易に来れる場所でも無いので、夏場でもそれほどゴミゴミとしていない秘境の砂浜なのではと思いました。
少し沖合にクルーザーが見えますが、実はこのビーチにはたいてい、お金持ちの方々がクルーザーで沖から乗りつけて来て、のんびりとした時間を楽しむ場所の様です。
我々の様に、ミニバス+タクシー+けもの道(徒歩)で訪れるのは稀なケースなのでしょうか。
街灯も何も無い砂浜で、月明かりと、焚き木の明かりを頼りにキャンプで一日のんびりと泊って過ごすのもすごく楽しいそうです。 
周りには、当然電気も無く、もちろん携帯も圏外でした。
唯一、小さなお店があり、そこに固定電話があるだけです。
夕方になり、少し寒くなり、木々を集めてきて、焚き木で温まりました。
日本だと、なかなか出来ない貴重な経験ですよね。
帰りは、また同じ山道を、今度は真っ暗な中、携帯電話の明かりだけを頼りに戻りました。
ちょっとした、川口探検隊の気分で、とてもエキサイティングで、夜空の星もとてもきれいでした。
また行きたいです。

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